|
1 今年はどんな年だったか
「有馬記念はその年を象徴した結果となる」との言葉があります。アメリカで9.11事件があった年、マンハッタンカフェが勝ち、最低人気のアメリカンボスが2着し、大波乱となった例がすぐに思い起こされます。
歴史的な政権交代には失望させられることばかり。外交上の圧力・軋轢が顕在化し我が国の主権保持に暗雲が発ち込め、加えて1000年に一度と言われる猛暑に示される異常気象や環境破壊の進展。先行きに不安ばかりが募る年ではなかったか。更に、プロ野球ではレギュラーシーズンで3位にギリギリ滑り込んだロッテが日本一になるという、文字通りの下剋上。これまでの価値観があっさりと覆され、常識が常識で無くなった年と言えるのではなかったかと考えます。
個人的には弟と父を立て続けに失しない、自然の理とはいえ、やや無常を感じさせられた年でもあったかな、と思われるのです。
総括すると、体制が揺らぎ、これまでの常識は通用せず、予想が裏切られ、足元が揺らぐ中、厳しい生活を余儀なくされ、こけつまろびつしながらもなんとか年の瀬までこぎ着けたという年になりましょう。こういった年の有馬記念が落ち着いた結果になるとは到底考えられない。事実、ブエナビスタとローズキングダムが先のジャパンカップでの降着騒動の決着を付ける、とマスコミが喧伝し、ファンも雌雄を決することを期待していた今年のレース、直前になってローズキングダムが疝痛のため出走を回避してしまいました。再度の対決を楽しみにしていたファンにとっては肩透かしを食らわされた感じかと思いますが、実は、レース前に既に波乱が起きているのだ、とも言えましょう。ブエナビスタとローズキングダムの決着に関しては、「雌雄を決するなどおこがましい。今回はローズキングダムは到底勝負にならないだろう」と見ておりましたから、人気馬の一頭が欠け、馬券的にはいわゆるお客さんが減って残念に思っているところです。(穴馬券のオッズが下がってしまう)。
2 波乱のパターン
今年の有馬記念、波乱を予想し、穴馬券を狙うにしくは無いと考えますが、人気馬が総崩れになってしまうケースではなく、人気馬に人気薄が絡んでの波乱となると予想します。
波乱が起きるとしても、断然の1番人気に支持されている7番ブエナビスタが3着までに入る可能性は極めて高いだろうと考えます。したがって、穴を演出するのは、極端に人気のない馬です。波乱の使者は2番のネヴァブションを置いて他にありません。中山競馬場でのアメリカ・ジョッキークラブ・カップ、日経賞のGUを3勝しており、名うての中山巧者です。7歳ですが、この秋以来のシーズンは生涯で一番充実しているように見えます。単勝52倍と13番人気に過ぎないのも好材料です。また、有馬記念では、アメリカ・ジョッキークラブ・カップなど1月に行われた重賞競走、オープン特別で馬券にからんだ馬が波乱を引き起こすケースが極めて多く、ネヴァブションはこのデータに見事に当てはまる馬です。
ローズキングダムの回避で押し出されるように2番人気になっている1番ヴィクトワールピサですが、レース展開からは断然有利であるように見ております。今年の皐月賞(中山競馬場2000米)を勝っており、中山は2戦2勝。また、今年のメンバーには逃げ戦法を取る馬は出走しておりません。ヴィクトワールピサには強力な先行力があります。最内枠のアドバンテージを生かし、マイペースで逃げることが予想されます。更に、有馬記念は6回もコーナーを回るという特殊なレース形態であり、先行馬に有利に展開する傾向があります。人気薄の逃げ・先行馬が粘り、人気となった差し・追い込み馬がコーナーごとに外に振られ、差し届かず大波乱となることが間々あり、トリッキーなコースと言われている所以です。加えて、有馬記念では500キロを超える馬体重の大柄な先行馬が活躍する傾向にもありますが、510キロの同馬はぴったりこの条件に当てはまります。
ダービー以来、出遅れ癖がすっかり身についてしまったかに見える14番のペルーサです。10月の天皇賞(秋)では、例によって出遅れながら、勝ったブエナビスタを0.5秒も凌ぐ最速の上がりを示して2着に食い込みました。前走のジャパンカップでは、1位入線のブエナビスタと同タイムの最速の上がりを示しております。競走能力の高さには疑いを差し挟む余地はありません。スムーズにスタートを切った時のレース振りを見てみたい気がしますが、多少の出遅れがあったところで今回は外枠を引いてもおり、鋭い追い込みを見せてくれることが期待できます。
今年のダービー馬、10番のエイシンフラッシュは単勝13倍の5番人気ですから、人気薄とまでは言えないでしょうが、ダービーを勝っている割には不当に人気が下がっていると言えましょう。菊花賞に出走を予定しておりましたが、筋肉痛のため出走を回避しました。一頓挫あったため前走のジャパンカップでは8着に終わってしまいましたが、1着馬との着差は3馬身弱。直線半ばまであわやの走りをみせました。復調なる、と踏んでいるのですが。ブエナビスタを逆転することがあれば、この馬が1番手ではないか、とも考えているところです。
他にも、昨年の覇者ドリームジャーニー、一昨年の菊花賞馬オウケンブルースリ、アルゼンチン共和国杯を勝って上昇著しいトーセンジョーダン、鋭い追い込みが武器の芦毛の女傑メイショウベル―ガ、名牝エアグルーヴの仔フォゲッタブル、渋太い脚が持ち味のジャミールなどなど、出走する馬達は皆必殺技を持っております。いずれも相応に狙いは立つ、と言えますが、迷いだすとキリがありません。今年の有馬記念、ブエナビスタ、ネヴァブション、ヴィクトワールピサ、ペルーサ、エイシンフラッシュを中心に、人気馬どうしの組み合わせ(オッズが低い)を除いた馬券に賭けたいと思います。
3 購入する馬券です
【3連複】1番ヴィクトワールピサ、2番ネヴァブション、7番ブエナビスタ、10番エイシンフラッシュ、14番ペルーサのボックス。但し、1-7-10(16倍)、1-7-14(13倍)を除く8点。 (オッズは23倍〜880倍)。
【3連複】2番ネヴァブション=7番ブエナビスタ 2頭固定流し。
相手は、3番フォゲッタブル、4番トーセンジョーダン、8番メイショウベル―ガ、12番ドリームジャーニー、13番オウケンブルースリ、16番ジャミール の6点。
(オッズは110倍〜2483倍)。
【3連単】 フォーメーション12点。
1、2着に7番ブエナビスタ、10番エイシンフラッシュを置き、2、3着に1番ヴィクト
ワールピサ、14番ペルーサを置き、3着に2番ネヴァブションを追加した組み合わせ。
(オッズは52倍〜4813倍)。
これに加え、弟と父の命日、年齢の数字を組み合わせた馬券も少々買ってみます。
以上
【2010.12.25】
|